最大で160万円補助の「子育てグリーン住宅支援事業」が求める高い省エネ住宅とは?

政府は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅の省エネ化を推進するため、これまでさまざまな補助金制度を実施してきました。2022年の「こどもみらい住宅支援事業」、2023年の「こどもエコすまい支援事業」、そして現在利用できる「子育てエコホーム支援事業」へと毎年制度を更新し、環境に配慮した住宅への支援を強化しています。

しかし、この子育てエコホーム支援事業は、原則として2024年末で終了します(予算が上限に達した場合は早期終了)。実際、2024年12月10日時点で新築は85%、リフォームは84%に到達しており、年内に締め切られる可能性も高まっています。

その後継となるのが、2025年から始まる「子育てグリーン住宅支援事業」です。この新制度は、これまでよりも省エネ性が高い新築やリフォームに対して、より手厚い補助を行うことが特徴です。中でも注目されるのが、「GX志向型住宅」に対する最大160万円の補助金です。

GX志向型住宅とは、ZEH(ゼッチ)水準を大きく上回る省エネ性能を備えた、いわゆる「脱炭素志向型住宅」を指します。これは環境省が行う支援事業であり、再生可能エネルギー設備(太陽光発電や風力発電など)を搭載し、温室効果ガスの排出を大幅に削減することを目的としています。GXとはグリーントランスフォーメーションの略称で、化石燃料からクリーンエネルギー中心の社会へ転換するという理念を反映したものです。

これまでの支援制度が子育て世帯に限定されていたのに対し、GX志向型住宅はすべての世帯が対象となります。子育て世帯に限らず、新築住宅を建てたり購入したりした場合に補助を受けられるため、多くの人にとって利用しやすい制度となっています。

住宅分野の脱炭素化が加速する中、新たな支援制度を活用することで、環境に優しい住まいを手に入れるチャンスが広がっています。住宅の購入やリフォームを検討している人にとって、子育てグリーン住宅支援事業は注目すべき制度と言えるでしょう。