■日本の家が寒い要因は「住まいの断熱」 健康に影響も
連日寒い日が続いています。朝起きて布団から出るのが辛い…と感じる日も多いのではないでしょうか。
いくら暖房をつけても暖かくならないのは家の断熱性能が低いのが原因
実は、朝起きるのがつらいのは、住まいの断熱性能の低さが要因のひとつなのです。
日本は四季があり、季節によって気候が異なり年間の寒暖差が大きい国。しかし、住まいの断熱性能は、世界から遅れを取っていると言われています。
国土交通省の調査でも、日本にある既存の住宅約5,000万戸のうち、現在の省エネ基準(平成28年施行)を満たす断熱性能が備わっている住宅はわずか11%。無断熱などの住宅は全体の30%もあることがわかっています。
断熱性能が低い住宅は、空調効率が悪いなど、エコでないことはもちろんですが、実は、健康への影響も…。一般的によく言われている健康リスクとしては、急激な温度変化によって血圧が急変動する「ヒートショック」があります。そのほかにはどのような健康リスクがあるのでしょうか。
窓の断熱性能が低いことで結露によるカビが発生も、健康への影響が
2021年12月に慶應義塾大学などが参加する「暮らし創造研究会」の研究部会が発表した調査(※1)によると、部屋の床付近の室温が暖かい方が高血圧のリスクが低くなっていて、21℃以上ある場合、14℃未満と比べて高血圧のリスクが50%も低下しています。また、子どもの健康についても、部屋が暖かいとアトピー性皮膚炎である確率が低くなることも分かっています。こうした室温の差は住宅の断熱性能によって左右されることから、「住まいの断熱」は健康面でも重要なのです。
調査で分かってきた室温と健康への影響の関係性
(※1)暮らし創造研究会「暖房と断熱が大切」より
https://kurashisozo.jp/heating/index.html
■コストを抑えたい人は「部分断熱」という選択肢も
断熱性能を高めるリフォームをすることで、家の中の温度差がなくなり快適な暮らしが実現します。部屋どうしの温度差が健康に与える影響もわかっていることから、家全体の断熱のリフォームができるといいですが、やはり気になるのはリフォームにかかる費用ですよね。
断熱リフォーム工事の様子。元々の躯体を生かしながら、床や壁、天井に断熱材を施工
家全体のリフォームは敷居が高い…と考える人も「断熱リフォーム」ができるよう、リブートホームでは、お客様一人ひとりに合わせたリフォームを提案しています。住む人の生活スタイルに応じて断熱エリアを決めることで、リフォームのコストを抑えて断熱性能を高めることが可能です。
リフォームを検討の際は、間取りや住宅設備ばかりに目が行きがちですが、家族や自身の健康を意識して、「住まいの断熱」に配慮したリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
リフォームをお考えの際は、是非お問い合わせください。